freebsd-update
- freebsd-updateは、FreeBSDベースシステムへのバイナリ更新を取得し、インストールおよびロールバックするために使用されます。
- 基本はFreeBSD6.3以降の話。
- GENERICカーネルってのは、つまりデフォルトカーネルってこと。
内容は少し適当。(shutdown -rとrebootの使い分けを考えないくらいには。)
GENERICカーネルを使っている場合に、同リリース内セキュリティブランチを追う
例:7.0-RELEASEp1→7.0-RELEASEp2
# freebsd-update fetch # freebsd-update install # shutdown -r
カーネルはGENERICだけど、loader.confを編集している場合は再度ドライバのインストールが必要な場合もある。
GENERICカーネルを使っている場合に、メジャーバージョンをアップデートする
例:7.1-RELEASE→7.2-RELEASE
# freebsd-update -r 7.2-RELEASE upgrade # freebad-update install # shutdown -r # freebsd-update install # shutdown -r
カスタムカーネルを使っている場合に、同リリース内セキュリティブランチを追う
/etc/freebsd-update.conf
Components src world kernel
が記載されている場合、該当ツリーがあるならバイナリアップデートされる。
sysinstall等でsrc/sysを入れているならsrc/sysもソースコードのバイナリアップデート対象になる。
参考
# freebsd-update -r 7.2-RELEASE upgrade # freebsd-update install # shutdown -r # freebsd-upadte install # shutdown -r # cd /sys/i386/conf # config GENERIC_2 # cd ../compile/GENERIC_2 # make cleandepend && make depend && make && ls -l kernel # make install # shutdown -r
- /boot/GENERICという名前でGENERICカーネル(# cp /boot/kernel /boot/GENERIC)を置いておくと、freebsd-update時にそのカーネルもアップデートされる。
- カスタムカーネルが起動しなかったときに、本来の最新カーネルで立ち上がるか確認する時に便利。
最近の使った時の話
セキュリティサポートの切れたFreeBSD7.2(ZFSストレージサーバ)をFreeBSD7.3にupgradeした時のコマンド。
# freebsd-update -r 7.3-RELEASE upgrade # freebsd-update install # shutdown -r # freebsd-update install # shutdown -r