ZFS Benchmark - RAID0編

Posted on 2011/11/04(Fri) 22:45 in technical

構成ディスク台数の増加に伴うZFS性能変動をfioを用いて測定する。

おそらく2番目に需要のないRAID0編を続けるのであった。 測定環境は ZFS Benchmark – 環境構成編(https://www.ainoniwa.net/pelican/wp/224) を参照。

美しいスケールOpenIndiana、ガタつくFreeBSD。基本的には本数増やすとスケールするよね、というグラフ。

oi-zfs-stripe-seqw-480x314.png fbsd-zfs-stripe-seqw-480x314.png

何故か8本目でカクッと下がるOpenIndiana。綺麗にスケールするFreeBSD。OpenIndianaの方が速い。

単にサチってるだけかもしれないので、スケールの美しさはやはりOpenIndianaの方が上。

oi-zfs-stripe-seqr-480x314.png fbsd-zfs-stripe-seqr-480x315.png

面白いことに5台目で同じ傾向が見られた。ベンチマークソフトまたはZFSの共通問題じゃないかな。

FreeBSDは6台目以降スケールしてないけど、OpenIndianaは綺麗に伸びてる。

oi-zfs-stripe-512K-randw-480x314.png fbsd-zfs-stripe-512K-randw-480x315.png

512KiB Random Readは同じくらいだ。ふむ。

oi-zfs-stripe-512K-randr-480x314.png fbsd-zfs-stripe-512K-randr-480x315.png

これも大体同じ。FreeBSDの方が綺麗だけど誤差か。

oi-zfs-stripe-4K-randw-480x314.png fbsd-zfs-stripe-4K-randw-480x314.png

大体同じ。

oi-zfs-stripe-4K-randr-480x315.png fbsd-zfs-stripe-4K-randr-480x314.png

総評

  • 現状のスケール性能はOpenIndianaの方がFreeBSDよりも上。
  • Random性能は大体同じような傾向を示した。
  • 何故か同じ性能劣化傾向を示す組み合わせが見られた。